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【人生の並木路】佐藤惣之助【新妻鏡】

1 :昔の名無しで出ています:2006/11/03(金) 23:12:44 ID:3Z5klCTQ
詩人「佐藤惣之助」が、歌謡曲の作詞を手がけたのは、昭和9年の『赤城の子守唄』あたりからだそうです。戦時中、昭和17年47歳の若さで亡くなったのが残念です。
彼が歌謡曲の作詞を手がけたのは10年に満たない短いものでしたが、「人生の並木路」、「新妻鏡」、「男の純情」などで知られる多くの人の琴線に触れる多
くの歌、人生・青春の苦悩・・の歌を作りました。なんといっても、人生の苦しみ・哀しみを秘めながらも、まじめに人生と取り組む・・惣之助の歌には、
たとえば『人生の並木路』のように、「哀しみ」のなかに「希望」があって、暗くないんですね。
あって、決して暗くないんですね・・・。

「佐藤惣之助」という人は、明治22年川崎市に生まで、高等小学校を卒業して、丁稚奉公
したんですが、そのころから詩を作って詩集を出してたそうです。
千家元麿、高村光太郎、萩原朔太郎などと並び称せられるほどの詩人です。はじめは俳句と劇作を学び、のちに詩に転じ、大正末期には新感覚派運動の
先端を行い、新民謡運動に参加、新民謡を書く。 

佐藤惣之助の歌、惣之助についてかたりましょう。





2 :昔の名無しで出ています:2006/11/03(金) 23:14:20 ID:3Z5klCTQ
以前NHK育テレビで『大希林』というのがあって、「きききりん」(字不明につき)さんが、なんか作詞の講義をしていて、何回作ってもどうしても長くなってしまう。
・・そして何言ってるんだかなんか良くわからない。・・そして『簡潔で、適切で、これを超えるものはない』として、きりんさんが出した最高の『詩』が何と『人生の並木路』でした。
別に歌番組でも、まして古賀メロデー番組でもなかったのですが、「人生の並木路」・・泣くな妹よ 妹よ泣くな・・という詩が披露されました。「佐藤惣之助作詞、古賀政男作曲、昭和12年、デイックミネ』とのナレーションの後、レコードがかかります。

あの時代が生んだ、たぶん今後出ることはないでしょうだろう詩人ではないでしょうか。


3 :昔の名無しで出ています:2006/11/03(金) 23:20:03 ID:PVsEbStm
高峰三枝子の「湖畔の宿」東海林太郎の「赤城の子守唄」
楠木繁夫の「人生劇場」「緑の地平線」が有名だけど、このスレは盛り上がるのかね〜?
藤山一郎の「青い背広で」「東京娘」「青春日記」もそう。

4 :昔の名無しで出ています:2006/11/03(金) 23:22:23 ID:3Z5klCTQ
東京娘 (佐藤惣之助)1936年6月 (映画「東京ラプソデー」挿入歌)
 ♪東京娘の 東京娘の初恋は・・
さらば青春(佐藤惣之助)1936年7月 (日活「慈悲心鳥」挿入歌)
 ♪愛と希望に身はきずつきて・・
男の純情(佐藤惣之助)(映画「魂」主題歌)1936年8月
 ♪男いのちの純情は 燃えて輝く金の星・・
愛の小窓(佐藤惣之助)(映画「魂」挿入歌)1936年8月 (デイックミネ)
♪花の都に身をすねて 若きいのちを散らすやら・・
青春日記(佐藤惣之助)1937年2月
♪初恋の涙にひそむ花びらを 水に流して泣きくらす あわれ一九の春の夢・
白薔薇は咲けど(佐藤惣之助)1937年5月(西條八十原作、東宝映画「白薔薇は咲けど」主題歌)
 ♪若き日に 溢るる胸の せつなさは 夢の空の 紅の色 野薔薇に虹は 消ゆるとも
  涙は消えぬ スーベニル
青い背広で(佐藤惣之助)1937年2月
♪青い背広で心も軽く・・
青春旅情 (佐藤惣之助)1938年3月
 ♪たそがれの波止場に一人泣きに行く ああ青春の・・



5 :昔の名無しで出ています:2006/11/03(金) 23:55:46 ID:PVsEbStm
古賀政男とが名コンビで公私とも仲が良かったそうだ。

6 :昔の名無しで出ています:2006/11/04(土) 10:52:24 ID:tnz6PZRH
「新妻鏡」・・東宝映画『新妻鏡』(佐藤惣之助作詞、古賀政男作曲)は、目の見えない新妻が苦労の果てに結ばれると言う話で、霧島昇、二葉あき子(戦後島倉千代子)歌。
「目ン無い千鳥」(サトウハチロー作詞,古賀政男作曲)も挿入歌。

 佐藤惣之助の歌には人生の苦悩を歌った歌が多いですが、人生を歌った詩としては、『人生の並木道』にも匹敵したすばらしい応援歌ではないかと思います。

僕がこころの良人(おっと)なら
君はこころの 花の妻
遠くさびしく 離れても
啼くな相模の 鴎どり

たとえこの眼が 見えずとも
聖いあなたの 面影は
きっと見えます 見えました
愛のこころの 青空に

強くなろうよ強くなれ
 母となる身は幼児(おさなご)の
愛の揺籠花の籠
なんで嵐にあてらりょう

むかし乙女の 初島田
泣いて踊るも 生計(いのち)なら
清いふたりの人生を
熱い涙で 謳うおうよ

「遠くさびしく離れても」・・と言うと結婚式には不向きかもしれぬが、一語一語味わいに満ちた詩で、「強くなろうよ 強くなれ母となる身は幼児(おさなご)の」
・・今の歌とは決定的に違います。まだ日本が貧しかった時代が生んだ、すごい、人生・青春の応援歌ではないでしょうか!。
この歌は、すごい重みのある歌といえ、男女・年齢を問わず勇気ずける人生の応援歌として、時代を超えて、味わいのある歌だと思います。




7 :昔の名無しで出ています:2006/11/04(土) 17:21:12 ID:tnz6PZRH
>>6

新妻鏡

http://www5.ocn.ne.jp/~ys2001/page3-niizumakagami.html

8 :昔の名無しで出ています:2006/11/04(土) 17:35:00 ID:tnz6PZRH
>>2
「人生の並木路」は、―日活映画「検事とその妹」(1937)・・竹田敏彦原作の『検事の妹』の映画化・の主題歌で、戦前、戦後2回にわたって映画化されている。
  1937.1.14 日活多摩川 渡辺邦男監督 岡譲二、原節子
  1956.5 新東宝 古賀聖人監督 丹波哲郎,日比野恵子
映画は知らなくとも、「人生の並木路」は、映画を離れて広く時代を超えて愛されています。
日本はいつの間にか豊かになりましたが、昔日本がまだ農村主体の貧しかった時代、
貧乏人の子沢山・・長男とか兄は、弟・妹の面倒を一身にみる、それがあたりまえだったそうです。

「検事とその妹」(昭和12年)という映画は、昭和12年1月、もうすぐ70年ですが、「法の裁きのなかにも人間の情がある」こと
をテーマとしたもので、両親を早々と失い,唯一の妹と貧しい生活を支え合う
という経験をしてきた、被告を裁く検事は、そのため同じような立場にある被告に対して同情の念を禁じ得なかった・・のです。
最近はこのような「人間の情」が余り語られることが無く、こうした人間の情をテーマとしたドラマや映画も、昭和30年代以降、
日本が豊かになるにつれて、めっきりなくなってきたのは残念なことです。
この歌は日本にもそういう時代があったことを教えてくれます。

  
『泣くな妹よ 妹よ泣くな・・』(佐藤惣之助)・・この歌は聴けば聴くほどに味のあるメロディーのすばらしさが存分に味わえる名曲です。
戦時中には「誰か故郷を想わざる」とともに兵士たちの間で最もよく歌われたといわれ,「この歌のおかげで,ぜひ妹の顔をもう一度見ようと
思って,つらい間も生き抜くことができた.」という便りも作曲者のもとに寄せられたそうです。最後に『生きてゆこうよ 希望に燃えて・・』
で結ばれる、簡潔な中に今失われつつある「兄弟の絆」を歌った説得力のあるすばらしい歌だと思います。
http://homepage1.nifty.com/muneuchi/enka/ch13.htm
http://www5f.biglobe.ne.jp/~futakoz/versoj/v-senzenkayou/jinseinonamikimichi.htm


9 :昔の名無しで出ています:2006/11/04(土) 18:00:22 ID:tnz6PZRH
>>8

最近、歌番組で「名曲」という言葉が頻繁に飛ぶ。「昭和の名曲」というのは、今や昭和50年代頃のをさすらしい。 テレビ「思い出のメロデー」は、今や昭和30年頃のロカビリーあたりから始る。日本が貧しくとも心豊かだったころ/昭和前半の歌はやはりいい。

人生の並木路

(佐藤惣之助 作詞、古賀政男 作曲 )
1.泣くな妹よ 妹よ泣くな
  泣けば幼い二人して
  故郷を捨てた甲斐がない
 
2.遠いさびしい日暮れの路で
  泣いて叱った兄さんの
  涙の声を忘れたか
 
3.雪も降れ触れ 夜路のはても
  やがて輝くあけぼのに
  わが世の春はきっと来る
 
4.生きて行こうよ 希望に燃えて
  愛の口笛高らかに
  この人生の並木路

CD『古賀政男生誕100年記念 SP原盤による古賀政男名曲集(上・ 
下)』    テイチクTECE 24459,25460



10 :昔の名無しで出ています:2006/11/07(火) 22:50:01 ID:TqykhKkL
萩原朔太郎は、佐藤惣之助の義弟で、マンドリンをやっていた。萩原朔太郎は、古賀政男のファンであるとともに、古賀メロデーを高く評価していたことで知られている。

11 :昔の名無しで出ています:2006/11/07(火) 22:50:58 ID:TqykhKkL
訂正:萩原朔太郎は、佐藤惣之助の義弟で、・・義兄で

12 :昔の名無しで出ています:2006/11/09(木) 20:38:34 ID:98Bi+FDv
惣之助は1916年、最初の詩集である『正義の兜』を出版。翌年には、第2詩集である『狂へる歌』を出版している。
「詩魔に憑かれた魔性の人」(朔太郎)と評された。
惣之助は、1911年川田花枝と結婚。 その後、昭和8年(1933)1月に夫人花枝と死別、同年8月萩原朔太郎の妹周子と再婚。

朔太郎は、昭和17年(1942)5月11日肺炎のため東京の自宅で死去、享年55歳。義兄・朔太郎が死亡した4日後、5月15日に
惣之助は後を追うようにして死去。(外出中、腦溢血のため。)

http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2006/06/0606j0526-00002.htm
http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/guest/poem/satosonosuke.html
http://www.townnews.co.jp/020area_page/02_fri/11_kawa/2005_4/12_16/kawa_top1.html




13 :昔の名無しで出ています:2006/11/12(日) 14:45:39 ID:EM4THgX8
佐藤の作品は、古いのにもかかわらず古さを感じない。彼の歌謡曲の作品は口語体のものが多く、今聞いても違和感がないからだろう。

14 :昔の名無しで出ています:2006/11/12(日) 21:40:12 ID:oqmGFJ2w
人生の並木路


http://www5e.biglobe.ne.jp/~anjyu/new_page_553.htm

15 :昔の名無しで出ています:2006/11/17(金) 22:19:58 ID:zzR2tWh4
白 い 椿 の 唄
(作詩 佐藤惣之助 作曲 古賀政男 )  (昭和10年) 
1 雪もかがやけ 青春の
  花は涙の おくりもの
  風にきびしく 泣きぬれし
  あわれ乙女の 白つばき


2 宵の酒場に 咲く花は
  燃えてほのぼの 誰を待つ
  ながきまつ毛の 横顔も
  夢にやつれし 白つばき


3 呼べど返らぬ 面影は
  きえてはるかな 山の上
  月にささげて ひとり泣く
  あわれ涙の 白つばき

呼べど返らぬ 面影は・・これは、古賀政男が母を亡くしたその思いと重なる。
この歌は菊池寛原作「貞操問答」主題歌、前奏・間奏・後奏がそれぞれ独立した一曲にあたるようなうた。


16 :昔の名無しで出ています:2006/11/17(金) 22:21:56 ID:zzR2tWh4
訂正:風にきびしく ・・さびしく

17 :昔の名無しで出ています:2006/11/17(金) 22:51:19 ID:zzR2tWh4
>>15

           白 い 椿 の 唄

 
 http://8.pro.tok2.com/~susa26/natumero/6-10/siroitubaki.html

18 :昔の名無しで出ています:2007/01/10(水) 22:27:22 ID:OqUq8cg8
佐藤惣之助

明治23年、神奈川県川崎町生れ。詩人。
37年頃より句作を開始。
39年佐藤紅緑の秋聲会の同人となる。
43年小山内薫、吉井勇などと劇作を試みる。
44年川田花枝と結婚。
45年12月福士幸次郎、千家元麿、高村光太郎、木村荘八と雜誌「テラコツタ」を創刊。
大正3年元麿らと雜誌「エゴ」創刊。「白樺」の衞星雜誌として武者小路實篤も寄稿。
4年處女詩集『正義の兜』出版。
8年雜誌「大洋の岸邊」創刊(光太郎、元麿、白鳥省吾、中西悟堂らが寄稿)。
11年5〜7月琉球、臺灣を旅行。
14年7月詩人のクラブ「詩之家」設立、機關誌「詩之家」創刊、10月萩原朔太郎らと詩話會の機關誌「日本詩人」の編輯に携はる。
昭和3年5月滿洲、蒙古、朝鮮各地を1箇月に亙り旅行す。
8年1月夫人花枝と死別、同年8月朔太郎の妹周子と再婚。
9年年末上海、香港、廣東、マニラを旅行。
13年9月久米正雄、林房雄、川口松太郎らと武漢作戰に從軍記者として參加。
17年5月15日、外出中、腦溢血のため死去。
大の釣好きで、釣に關する著書が數册ある。日本磯釣倶樂部常務理事を歴任。

歌謠曲の作詞者としても知られる。



19 :昔の名無しで出ています:2007/01/10(水) 22:39:49 ID:OqUq8cg8

渡辺明/著[湖畔の宿 絢爛の詩人佐藤惣之助] 上毛新聞社 1990

http://books.yahoo.co.jp/book_detail/19315409-pp@





20 :昔の名無しで出ています:2007/01/10(水) 22:45:16 ID:OqUq8cg8
人 生 劇 場

作詩 佐藤惣之助  作曲 古賀政男
昭和13年

http://8.health-life.net/~susa26/natumero/11-15/zinseigekizyou.html

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